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カードキャプターさくら さくらとふしぎなクロウカード (バンダイ・WS)

このソフトを一言で言うと、典型的キャラゲー。この「キャラゲー」の定義は十人十色だと思いますが、個人的見解としては、「キャラクターを見せると共に、その作品の世界観を生かした作り。その反面、ゲーム性は薄れる事が多い」のが「キャラゲー」です。

さて、これを見てみると、作画レベルはかなり満足の行くもの。8階調モノクロ液晶の面目躍如です。このソフト以前にGBで「いつもさくらちゃんといっしょ」がありますが、はっきり言って雲泥の差。あっちはカラー対応ですが、消費電力の増大につながるカラー化には疑問を持っている私としては、判断材料にはなりません。

あと誉める部分は声が出ること。WSにPCM音源がある事を実感しました。もっとも、「レリーズ!」と「汝のあるべき姿に戻れ、クロウカード!」の2つだけなのが寂しい気もしますが、声が入っただけでも御の字でしょう。でもこの声二つ、バンダイの「杖」と同じのように聞こえるんですが…使いまわし?

他に細かい部分での評価点は、メッセージの表示速度が速めで、ボタン連打で流せるところ。携帯機は電車の中などのちょっとした空き時間でプレイする事が多いので、分かりきったセリフを何度も見るのは結構時間と電池の無駄なので、ありがたい機能です。

次に悪い点。ゲーム期間は4月から翌年3月までの1年間。この間にTVシリーズの#1〜#46を追体験できるわけですが、他の人たち(知世ちゃんとか、雪兎とか…)との「なかよし度」によって展開が変わり、その結果一度もお目にかからずに終わってしまうカードが少なからず出てきます。でも何故か最後の審判には行きつけ、クリアも出来ます。

各カードを捕まえる時には、バトルを行うのが原則になってますが、TVでバトル無しで捕まえたカード(ミラー、フラワー、ライト、ダークなど)は、バトル無しで、紙芝居状態。ここが問題で、メッセージなどは流せないのに、このデモはスキップできません。デモが流れている時に、電車が目的地に着いてしまったりすると、結構大変です(汗)

そして、個人的に一番問題なのは、セーブポイントが限られている事。育成要素もあるので、ときメモやプリメのように、「平日スケジュール実行後、休日スケジュール。その間に随時イベントが入る」形式ですが、セーブは休日スケジュールでしか出来ません。また、休日にイベントが発生すると、休日スケジュールは実行できず、翌週へ移ってしまいます。そんな事が続いたりすると、セーブするまでの間隔が異様に長くなる事がままあります。やっぱり携帯機用としては問題だと思うんですが。せめて平日スケジュールでもセーブを出来るようにして欲しかった…。

ただ、こうして挙げてみると、「携帯機としては」という条件付ではあります。基本的には再現度も高く、WSを持っているファンにはお勧め。プレイしながら、「こういう前振りって事は○○のカードが出てくるんだな」と言う予想が当たった時は、自らの業の深さを実感できます(汗)ただ、最後の審判でユエがアーシーやファイアリーと言ったカードを跳ね返すのはいまいち納得いきませんが…。

もっとも、このためだけにWSを買うのはちょっとお勧めできません。何回もプレイするには辛いものがあります(^^; ただし、クリア後に通信対戦が出来るようになるので、それが目的ならいいでしょう。ちなみに、この通信対戦は、簡単に言えばクロウカードを使った、カードバトルです。アローなどの劇場版で登場したカードは、ここでしか出てきません。

最後に一つ。(ゲーム中で)3月になったら電池を新品に交換しておきましょう。最後の審判は長期戦必至なので、途中で電池が切れるとかなり悲惨です(^^;
オススメ度:☆☆☆☆


Kanon(Windows、Key/ビジュアルアーツ)

1999年5月発売のWindows用18禁(全年齢対象版もあります)テキスト選択式AVGです。後に、DreamCastにも移植されました。主人公の祐一が7年ぶりに戻ってきた街でいとこの少女、水瀬名雪と出会うところから始まり、そこで他のキャラクタ(主要キャラクタは5名。先述の「水瀬名雪」、「月宮あゆ」「沢渡真琴」「美坂栞」「川澄舞」。)と物語を紡いで行くというのが概要です。

概要の紹介が終わったところで感想ですが、久々にゲームやって感動しました。思わず泣きそうにもなりました(^^; なぜこのページでPC用18禁ソフトを取り上げているのかというと、やはりシナリオの出来の良さがあったればこそです。基本的に泣かせるシナリオです。

…その割にはいきなり醒めてて申し訳ないんですが、中にはどこかで聞いたような話もあったりします。しかし、物語というのは内容も大事ですが、それに負けず劣らず、受け手の感情移入をスムーズにするための演出が重要になってきます。

その点からも、この作品は高いレベルにあります。この作品のキーワードは「夢」「思い出」「願い」な訳ですが、序盤の方ではそれをしつこいくらい刷り込まれます。2回目以降のプレイになると本当にしつこいので飛ばしてしまったのですが(^^; 、このような演出のおかげで、シナリオの雰囲気がいくらかでも掴みやすくなっていると思います。

あとはキャラクタを印象づけることに成功している点を挙げます。口癖、好きな食べ物etcといった、そのキャラクタを印象づけるためのアイテムもちゃんと用意してますし、それを支えるべきグラフィックの出来も特筆すべき物があります。PC用18禁ゲーム界において、グラフィックの出来で抜きんでていた作品といえば、PC-98の「マーシャルエイジ(天津堂)」ですが、それに匹敵するくらい、エポックメイキングであると言う人もいるくらいです。

プレイスタイルとしては、やはりAVGなのでまずは自分ならこうする、こう言うだろうという感覚でプレイすることをお勧めします。私の場合はこれで真琴のシナリオに入りました。

問題は2回目以降ですが、ここからは誰々のシナリオを目指す、という目的意識を持ってプレイした方がいいでしょう。万全を期すならば、攻略系Webページを参考にするもよし、それが面倒ならば書店で攻略本を買いましょう(^^; 最近はPCゲームでも攻略本が出ている時代です(笑)

何故2回目以降はテクニカルなプレイを勧めるかというと、感情移入がしやすい作品であるが故に、小さな選択肢でも意外に迷ってしまい、やたらと時間が掛かるからです。もっとも、要所要所を押さえていれば、多少の選択ミスは問題にはならないのですが。

マルチエンディング作品で問題になるのが誰から攻略するか(=誰のエンディングを最初に見るか)ですが、システム上の制約は特にないので、そう言う点からは誰でもいいと言うことになります。しかし、一つだけ言えるのは、「あゆは絶対に最後」という事です。異口同音に言われていることなので、「またか」とお思いの方もいるでしょうが、プレイした方はうなずいていることでしょう。この注意を守らずに、「面白くなかった」と言われても困ります(笑)あともう一つ。舞のシナリオに入ったなと感じたら、1月25日(もちろんゲーム中での日付で ^^;)のデータは保存しておき、一度クリアしたらそこからやり直しましょう。翌日に別の展開があります。

ところでX指定が付いている以上、実用性(笑)についても触れなければならないでしょう(^^; 結論から言うと、極めて低いです。そのあたりを重視しておられる方は、残念ですが別の作品を買いましょう。DreamCastを持っている方なら、DC版を買った方がいいかも知れません。

私はわざわざPC版を買ってきましたが、その理由は2つあって、1つ目はDCを持っていないのと、わざわざそれだけの為に買う気にはならなかったこと。2つ目はしゃべらないこと。「?」とお思いの方もいるでしょう。実は、DC版で私が好きなキャラの声を当てている声優さんが、私はあまり好きではないのです(^^; ちなみに、私は名雪が好きです(爆)
オススメ度:☆☆☆☆


銀河お嬢様伝説ユナ (ハドソン・PCE)

デジタルコミックの始祖です。非常にわかりやすく、ストーリーもけっこうお気に入りです。「アニメ紹介」でも書いていますが、私は「ユナ」は平和なほうがいいので、このソフトがお気に入りです。やっぱりユナりんです。
オススメ度:☆☆☆☆


銀河お嬢様伝説ユナ2 (ハドソン・PCE)

言うまでもなく、「ユナ」の続編です。この作品からユーリィが登場します。今度もストーリーも平和にまとまります。ただ、問題点をあげるなら、戦闘シーンです。前作は普通のコマンド選択式だったのですが、今回はカードバトルです。そのカードの配布が全くの運任せなので、最悪の場合は何回も何回も戦闘シーンで引っかかります。この作品も好きなので、これがなければ…。
オススメ度:☆☆☆


銀河お嬢様伝説ユナ3 -ライトニング・エンジェル- (ハドソン・SS)

「ユナ」第3作目ですが、この作品の前日談、「深闇のフェアリィ」が好きではないので、やめちゃいました。戦闘システムが「サクラ大戦」にそっくりです。
オススメ度:☆☆


銀河お嬢様伝説ユナFX 哀しみのセイレーン (ハドソン・PC-FX)

買ったものの、やってません。OVA「哀しみのセイレーン」を見てしまったので。ただ、この中にカルトクイズがあるのですが、異様に難しく、しかも、CDドラマの内容に関する質問が多い。まあ、FXを買う人はCDドラマも聞いてるだろう、ということなのでしょうが。
オススメ度:☆☆☆


銀河お嬢様伝説ユナ REMIX (ハドソン・SS)

PCEの「ユナ」をサターンに移植したものです。「ユナ」が好きなのと、店でテレホンカードを付けてくれたので買いましたが、PCEの移植ということは内容が大して変わらない、ということです。PCEをやったなら別にプレイの必要はないかも、と思い、途中で止めました。「ユナ3」をプレイする前の予習編ということでしょう。
オススメ度:☆☆☆☆


クイーンズロード (エンジェル・PS)

大陸の主導権を握る大女王の座をかけて戦うことになる5人のプリンセスから一人を選んでその教練官となり、そのプリンセスとコミュニケーションをとりながら、その国の軍隊を育て、3年後の選考競技会、合法的戦争の「Queens Road」で勝てるようにする、というのが目的のSLGですが、この設定…まるでGガンダムです(^^;

某ギャルゲー専門誌がしつこく特集していて、キャラが気に入ったので買いましたが、だまされました。まあ、この手のソフトはストーリーなどどうでもいいのですが(^^;、ゲームシステムがまるでだめです。とにかく、「何をしているのか」が分かりません。特に問題なのが、戦闘シーン。自分がどっち側か分からない。見当はつくものの、マニュアルに記載がないので、さらに不明。

すぐに止めたので、この位にしておきましょう。このソフトを推していた、という点で某ギャルゲー専門誌は信用できなくなりました…。
オススメ度:☆


ゲーム天国 (ジャレコ・SS)

STGですが、普通のSTGじゃありません。ほとんどのシーンでしゃべります。そうま竜也の可愛らしいキャラたちが魅力的です。みんな可愛いのですが、一押しは…うう、決められないよぉ。

まずはみさとちゃんです。(声:こおろぎさとみ…萌)「カラオケステージ」はコンシューマ機だけのステージですが、みさとちゃんが歌いまくります。その歌詞が敵キャラとして出てくるので、ひたすらこれを撃ちまくる、といったすごいステージです。とにかくみさとちゃん、可愛いです。萌え〜っ!

次はみさとちゃんのお姉さん、みき。(声:高橋美紀)「性格はおっとりしているが、言うことは結構凶悪」(マニュアルより)ですが、高橋さんの美声が可愛さときつさを両立させ、これまた萌えます。ちなみに、この姉妹は「フィールドコンバット」のGENESIS3のパイロットという事になっています。

続いて「プラスアルファ」よりセリア(声:かないみか)。「スーチーパイ」同様、自身満々で無茶を言います。でも可愛い。

ゲームのナビゲータを務めるのは伊藤由紀(声:西原久美子)。西原さんの声がすばらしく合っています。

最後は「ももこ120%」のモモコ(声:椎名へきる)。このゲームでみさとちゃんと共に萌えキャラの双璧をなしています。この子のボムはサービスグラフィックになっているので、ボムを撃つ回数が増えます。(^^; 内容も、ア○ミラ、体操服、うさぎさん、う○星のコスプレ?(隠しコマンドによってONになります)など、強烈です。このボムは見た目も良く、威力も絶大なのですが、ボムに見とれて弾を見落としやすいのが難点。(爆)

ちなみにマニュアルには各声優さんが写真付きでコメントしているのですが、なぜか椎名へきるだけ、写真はおろか、コメントもありません。その部分はモモコボンバーのCGでお茶を濁していました。何かあったんですかね?

最後に注意。このソフトは難しいです。「ゲーム中にポーズをかけて "L+X+下" を入力するとフルパワーになる」という隠しコマンドがありますので、それをうまく使ってクリアしましょう。
オススメ度:☆☆☆☆☆


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